タッセルの作り方

簡単なタッセルの作り方 身近な材料でソフト・タッセルを作る


ここでは、糸だけで作るシンプルなタッセル、ソフト・タッセルの作り方を説明します。クッションやテーブルランナー、スカーフなどにアクセントとしてつけたり、カルトナージュなどの工芸品のパーツとしてタッセルを作ってみたいという方、ぜひ参考にしてみて下さい。

作り方の解説は、準備 / コード編 / スカート編 / 応用編 に分かれています。まずはコード作りから始めますが、コードを作らずに、リボンや既成の物で代用することも出来るので、その場合はコード編を省略出来ます。タッセル本体と同じくらいコード作りにも時間がかかるので、時間短縮したい方は飛ばしてしまいましょう。

応用編では、タッセルの長さやボリュームの変え方の目安、材料の選び方の基準を簡単に説明しています。本編では、作りやすいように大き目のタッセルを作っていくので、小さいタッセルを作りたい場合は、ここの数字を参考にして、自分で調整して下さい。ただ、あまり小さすぎると作りづらいかと思います。一番最初は、少し大きめのものを作ってみましょう。

それではまず、準備から。
タッセル
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タッセルのための糸



タッセルを作る 準備

材料 糸を2色 白 約45m / 緑 約3m
丈夫な木綿糸 (例えばタコ糸・ボタン付け糸) 約50cm
道具 厚紙 (縦17cm × 横30cm 程の大きさ)
くし (普通のもの、目が細かすぎるものは×)
定規
はさみ
セロハンテープ
細い棒 2本 (鉛筆、編み棒など)
紙製の筒 (サランラップの芯やチラシを束ねて筒状に)

タッセルを作る際の理想的な糸は、レーヨンか絹で30-50番手くらいの太さ。しかしこれは手に入りづらい事が多いので、今回はDMCのレース糸「コットンパール」の一番細いものを使って作ってみました。それぞれ1玉あれば充分です。
他のお手持ちの糸で作っていただいてもかまいません。レーヨンか絹の糸が手に入るのならば、ぜひそちらを使いましょう。ですが、ミシン糸だけは避けましょう。細すぎて作りづらいので!
厚紙は適当なもので大丈夫です。薄めのノート、ダンボールなんかでも。縦17cmの場合、本体部分8cm程のタッセルが出来上がります。横は何cmでもかまわないのですが、少なくとも20cmくらいは必要です。
あとはクリップがあると便利でしょうか。それから、もう1本か2本手があれば、「あ、ここ押さえててっ」って時に便利です。
ちょっと道具が多いですね。コード作りを省略する方は、棒と筒とセロハンテープはいりません。適当バンザイ!って方は定規もいりません。なんとかなります。

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タッセルを作る コード編

タッセルの芯となる ループ状のコードを作ります


1. 白と緑の糸をそれぞれ50cm の4本どりにして、両端をコマ結びにする

タッセル タッセル

2. なにか固定できるものに、一方の端を結びつける

ダブルクリップや画鋲などを工夫して使い、絶対に外れないようにしてください

タッセル

3. もう片方の端を、それぞれ棒の中央に結びつける

タッセル タッセル

4. 糸を巻いていく

まず緑の糸の棒を取り、糸の付け根を押さえながら、時計回りに約100回まわす
(糸の太さや量によって回転数を調節します)

タッセル

5. 指でつまんで少し緩めた時に、このようにねじれるくらいが目安

タッセル

6. 糸がピンと張った状態を保つような位置で、棒をしっかり固定する

タッセル

7. もう片方も同じようにする

それぞれの糸の長さが、まったく同じになるよう気をつける
どちらかを更にねじるか、少し戻すと調整できる

タッセル

8. 緑と白を混ぜながら巻く

2本の棒を重ね合わせ、両方の糸の付け根を押さえながら、反時計回りに回転させる

タッセル

9. 写真のような状態になるまでしっかりねじる(ねじり過ぎにも注意!)

タッセル

10. 糸がピンと張った状態を保つように、2本の棒を固定する

タッセル

11. それぞれ、両端から1cmのあたりを、丈夫な糸できつくコマ結びする

タッセル タッセル

12. 筒に、コードの片方の端をセロハンテープでしっかり留め、糸が緩まないように気をつけながら巻き取っていく

タッセル タッセル

13. 最後まで巻いたら、またセロハンテープでしっかり留める

タッセル

この状態で、ねじれが定着するよう、しばらくおきます。
この太さのコードの場合は、最低30分程度です。
ここで、タッセルのスカート部分の最初のステップを準備しておく事をおすすめします。

必要になった時点で筒からはずし、すぐに次のステップに移ります。
使わずに保存する場合は、筒に巻いたまま保存しましょう。
14. 輪の部分に必要な長さを決めながら、結び目を作る

タッセル

15. 結び目から1cmのあたりを丈夫な糸で結び、その下1cmあたりで、余分なコードを切る

タッセル
これでコードは完成!


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タッセルを作る スカート編

タッセルの本体 スカート 美しく仕上げる為に少し複雑な結び方をします


1. 厚紙の端に、糸の先端をテープでとめ、糸を約130周させる

タッセル タッセル

2. 糸を厚紙から外し、コードの結び目を糸の束の中心(8.5cm)から、1cm左におく

タッセル

3. 糸の束をコードごと、8.5cm の位置で丈夫な糸でしっかり結ぶ

その際、コードを束の中心あたりに押し込むようにする

タッセル
タッセル

4. 糸の束の両端の環を切り、コードを手に持って糸を下に流す

タッセル タッセル

5. ネック部分を縛る糸(60cm程)を用意し、図のように置く

この間、タッセルが動かないようにコードをどこかに引っ掛けておくと作りやすい

タッセル タッセル

6. 糸が交差している部分を、左手の親指でしっかり押さえながら、糸をきつめに3周巻く

* 右写真は、わざと間を空けて糸を巻いています(それに2周分しか巻いてません)実際には、きちんと間隔を詰めて

タッセル タッセル

7. 上の輪の糸を引いて、下の小さな輪を小さくしていき、最終的に環を消す

タッセル タッセル

タッセル タッセル

8. 糸が交差する部分をしっかり指で押さえながら、上に向かってきつめに糸を巻いていく

ここでは10回ほど、幅のバランスを見ながらお好みで

タッセル タッセル

タッセル タッセル

9. 巻き終わった糸の端を、上の輪に、手前から通す

タッセル タッセル

10. 下に残っている糸を引いていき、上の輪を小さくしていく

タッセル タッセル

タッセル タッセル

11. さらに下の糸を引っ張り、輪(だった部分というか・・)を巻いた糸の下に引き込み、仕上げに上と下の糸を同時に軽く引っ張る

タッセル タッセル

タッセル タッセル

12. 糸を切り(なるべく短く)、房部分にクシを通して形を立体的に整えていく

タッセル タッセル

13. 好きな長さで切りそろえて、完成!

タッセル


これで完成。いかがだったでしょうか?後半の糸を巻いていく所は、最初は難しいかもしれません。でも、実際はそこまで複雑な動作ではなく、何回か練習すると手が自然に動くようになり、きれいに仕上がるようになります。

それから、最後の長さを切りそろえる所ですが、最初はあまり完璧を求めないようにした方がいいかも?どんどん短くなって、バランスがおかしくなったら元も子もないので。


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タッセルを作る 応用編

どんどん変えていきましょう


今回は丁度手元にあった材料で、ごく基本的な形を作りました。作り方は同じままで、いくつか変更を加えるとより格好いいタッセルが出来ます。形がシンプルなだけに、アレンジ次第でだいぶ印象が変わってきます。ここでは、サイズや素材を変える場合の変更の基準や、簡単なアレンジの提案をします。

タッセルタッセルタッセル



サイズを変える


縦17cmの厚紙を使うと、全長8cmのタッセルが出来ます。想像が付くと思いますが、 厚紙の縦の長さの半分 − 調整として1cm前後 = タッセルの全長 です。逆算する場合、調整部分はやや長めにとっておく方が賢明です。

サイズを変えるのは簡単なので、お好きな大きさにアレンジして下さい。すごく小さく作っても可愛いです。また、ネック(スカートを縛っている緑の糸)の位置を変えると、ずいぶんバランスが変わって来ます。すごく高い、ギリギリの位置にすると、スマートで洗練された感じに。

全体のヴォリューム感は、スカート部分の糸の本数によって左右されます。厚紙に糸を巻く回数を調整すれば変わります。少なすぎ、多すぎは格好悪いですが、使用する糸の性質を考えながら好きなようにして下さい。

長さ / ボリューム / ネックの位置によって、同じソフト・タッセルでもだいぶ印象が変わるはず。


色を変える / 交ぜる


ここはもう本当に個人の好みで。個人的には、すごくヴィヴィッドな色で作るのがオススメです。1色だけで作ってもいいし、金糸・銀糸を入れて華やかにしてもよし。スカート部分に、色を複数使うのも可能です。その場合は、厚紙に巻く際に2色(それ以上でも)同時に巻いていきます。(巻く回数は反比例!)まずは、青×水色 のようにグラデーションで試すのが良いかと。なんとなく陰影が出来て、綺麗です。また、スカートの外側だけに他の色をもって来るのもいいでしょう。


素材を変える


理想はレーヨンか絹だと書きましたが、全く違う素材でもOK。毛糸でだって出来ます。ただし、細すぎる糸で作るのは難しいので避けましょう。最近はいろんな素材の糸が売っているので、手芸用品店に遊びに行ってみてください。糸以外でも、たとえば細く裂いた布や金属のチェーン、皮ひもなどで作ることが出来ます。


ビーズなど、別の素材で飾る


ビーズを利用すると、すごく可能性が広がります。コード、スカート、ネック、どこに使用しても映えます。ネック部分に小さなパールビーズを巻くと、上品で可愛らしい感じになります。簡単でオススメ。チャームをコードに通しても可愛いし、 スカートの中心部分に鈴やクリスタルをぶらさげる事も可能です。ビーズ以外に、シルクフラワーや貝殻、リボンやレースなど、上手く使えば簡単にアレンジ出来ます。


コードを変える


ここでは2色の糸を使って作りましたが、4色くらいまでは簡単に増やせます。逆に1色で作るのもいいでしょう。ただ、コード作りで使用する糸は同素材でまとめた方が無難、ということを気に留めといてください。一本ずつの長さや太さがバラバラだと、失敗しやすくなります。

コードをループ状にせずそのまま使い、両方の端にタッセルをつける事も出来ます。このような場合でも、結び目を作っておいた方が良いでしょう。リボンや市販の紐を使う場合もそうですが、しっかり固定しないと、スカート部分からコードが抜けて、ただの糸束の塊になってしまいます。それを避けるために、あまり細すぎるものはさけて下さい。


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